2024-03-08
62期生 卒業式
3月5日、62期生の卒業式が挙行されました。
今年度は、女子64名、男子13名の計77名が卒業となりました。
入学時は、コロナ禍であったため、入学式も保護者の皆様が参加できず、この日の卒業式会場である体育館に机や椅子を並べ、ここで講義を受けていました。2年生の戴帽式にやっと保護者1名が参列できるようになり、この卒業式では、やっと人数制限することなく、初めて式に参列することができた保護者の皆様もいらっしゃったと思います。
この62期生は、男子学生が例年より多い学年でした。それもあるのか、1年生時より、活発で自分たちで色々考えてHRの時間を使って身体を動かしたり、レクリエーションをおこなったりと元気いっぱいの学年でした。人数が多い分、個性的な学生達に溢れていたと思います。
式が開始されるまで、1年生~3年生までの行事時の写真や映像が流れ、保護者の皆様はそれを録画したり、ずっと観ていました。教員も同様にそれを観ては、懐かしい日々を振り返り、3年間の思いが溢れてきました。
コロナ禍でオンライン講義や実習もオンライン実習や学内実習に変更になったりと、本当に様々なことがありました。3年生になり、COVIT-19が5類に変更になりましたが、臨地実習を受けるためには、自分の体調管理をしなければならず、行動制限を考える日々だったと思います。
渡辺学校長から名前を呼ばれ、一人一人卒業証書を授与されました。今年は在学中に学業成績が優秀で他の学生の模範となり得る者に贈られる学校賞の授与もあり、南澤胡桃さんが選ばれました。
学校長の渡辺先生から「今後の医療においては、「Cure」から「Care」が重視されるようになります。たくさんの病気を治すより、患者さんの生活をどう支えるかが重要になります。多職種連携が大事ですので、一人で悩まず、分からない事があれば、先輩に質問しましょう。3年間共にした仲間も大切にしましょう。人間はAIとは違い、目の前の人間性をどう築くかを重視します。愛こそが最大の技術となるのです。」とお言葉を頂きました。
JA長野厚生連代表理事理事長、洞和彦様からは、「長野県にある厚生連病院は県下最大の医療組織です。若月俊一先生が提唱した「農村医療」は、保健予防活動から始まり、現在まで脈々と続いています。各厚生連病院には、地域に根ざした活動している先輩方がたくさんいます。今後は時代に即した課題に向き合っていかなければなりません。共により良い医療を目指しましょう。」とお言葉を頂きました。
62期生代表者の答辞の尾本磨柚さんから実習先での患者様、臨床指導者の方々、教員への感謝の気持ちが述べられ、また、家族への感謝の思いと3年間の思いが伝わってきました。
最後に長野県の厚生連事業所の院長、看護部長からビデオメッセージが映写されました。卒業生からのメッセージもあり、知っている先輩達からの言葉は学生達に響いたと思います。
無事に式が終わり、62期生が卒業できた安心感と寂しさがでてきます。無事に卒業できたのは、病院で指導してくださった臨床指導者、スタッフの皆様、学生を受け入れてくれた患者様、ご家族の皆様、講義に来てくださった医師の皆様、そしてご家族のサポートがあったからこそだと思います。
卒業しても学校にいつでも遊びに来てくださいね。
卒業おめでとうございます。