2022-09-26
令和4年度 62期生戴帽式
令和4年9月22日に令和4年度62期生戴帽式を挙行しました。今年度は感染対策を講じ、コロナ禍になって初めて保護者の皆さまが参列をしての開催となりました。当日は秋雨の肌寒い日でしたが、厳粛な雰囲気の中、戴帽生の緊張感にあふれつつも晴れやかな表情で決意を新たにしている凛々しい姿が印象的でした。
キャンドルに灯された荘厳な雰囲気の中、誓詞を述べます
本校における戴帽とは、2年次の「基礎看護学実習Ⅱ」という、はじめて患者様を受け持ち「個別性のある看護を提供する」という実習単位を取得した学生が出席します。この実習はグループメンバーや家族の励ましがあって乗り越えていきます。戴帽式のあと、より実践的な「領域実習」に進んで学習を深めていきます。
一人ひとりがナースキャップ(男子はポケットチーフ)を受け取ります。戴帽式という形式は今年が最後になります。来年度からは宣誓式として新たな形になります。
戴帽者はナースキャップ(男子はポケットチーフ)を受け取り、ろうそくに灯火を灯して今後の看護師としての自覚と覚悟を持つ誓いを述べます。【佐久総合病院看護専門学校 誓詞】をご覧ください。
式典の中で渡辺学校長からは、この学校は知識や技術だけでなく、地域の人々と共感し、社会の重みを感じ、看護師の仕事を通じて患者様の人生、家族や地域に思いをはせてその方たちを豊かにしていくことを学ぶことが目的であると述べ、笑顔で夢に向かって頑張っていこうとエールを送られました。
洞理事長からは、戴帽式での姿をみて清楚で凛としている姿に感動をしたと述べられ、看護という厳しい道ですが尊敬される仕事に誇りをもって頑張っていってほしいとエールを頂き、学びをしっかり身に付けて現場に出ていけるようこれからも頑張って下さいと挨拶の言葉をいただきました。
上級生祝辞で61期生の髙山凌一さんからは、自身の戴帽時の体験から、積極的な取り組みや観察、コミュニケーションの重要性と、自分を取り巻く周りの方々のへの感謝や、やり遂げること(責任感)の重要性を述べました。
答辞で62期生の村田陽奈さんは、戴帽にあたり依然コロナが猛威を振るう中、実習を受け入れていただいた病院やコロナの対応をしている医療者のみなさまに感謝を述べつつ、基礎Ⅱ実習をとおして患者さまと真剣に向き合い関わることやコミュニケーションの大切さを学べたことを述べました。
これからは領域実習が本格化します。戴帽式の感動と誓いを胸に秘め、真のエッセンシャルワーカーを目指しこれからも頑張ってもらいたいと思います!
【佐久総合病院看護専門学校 誓詞】
わたくしたちは看護の道をめざす者として、今ここに誓います。
一、わたくしたちは、農村の人びととともに農村医学を学び、その向上のために全力を尽
くすことを誓います。
一、わたくしたちは、保健医療チームの一員として、心より病める人びとのために、尽く
すことを誓います。
一、わたくしたちは、いかなる時も、患者の秘密を絶対に漏らさないことを誓います。
一、わたくしたちは、常に研究を怠らず、看護内容の進歩改善のために努力することを誓
います。