2021-09-24
令和3年度 61期生戴帽式
佐久総合病院看護専門学校では、令和3年9月22日に令和3年度61期生戴帽式を挙行しました。昨年に引き続きコロナ禍にあり、来賓や保護者の皆さまには参列いただけない状況で縮小開催となりました。当日は晴天に恵まれ、厳粛な雰囲気の中、戴帽生の緊張感にあふれつつも晴れやかな表情で決意を新たにしている凛々しい姿が印象的でした。(保護者の皆さま・学校関係者には全編を動画でご視聴いただきます。)
本校における戴帽とは、2年次の「基礎看護学実習Ⅱ」という、はじめて患者様を受け持ち「個別性のある看護を提供する」という実習単位を取得した学生が出席します。この実習はグループメンバーや家族の励ましがあって乗り越えていきます。戴帽式のあと、より実践的な「領域実習」に進んで学習を深めていきます。
戴帽者はナースキャップ(男子はポケットチーフ)を受け取り、ろうそくに灯火を灯して今後の看護師としての自覚と覚悟を持つ誓いを述べます。【佐久総合病院看護専門学校 誓詞】をご覧ください。(本校第一科出身の看護師さんは誓詞を覚えていると思います)
式典の中で渡辺学校長からは、この学校は知識や技術だけでなく、地域の人々と共感し、社会の重みを感じ、看護師の仕事を通じて患者様の人生、家族や地域に思いをはせてその方たちを豊かにしていくことを学ぶことが目的であると述べました。
社浦理事長からは、これからの未来を創る若者たちへ贈る3つの大事なことを述べました。「一つ目はこれからの1日1日はこれまで学習したことが全て繋がってくるということ、二つ目は今後看護師としてどんな分野に進んでも今の学びが役立つこと、三つ目は今こそ協同組合の精神(弱いものを助けるこころ)が重要であることです。青春の力を注いで大きな素晴らしい人生を歩んでください。」と熱いエールを送られました。
上級生送辞で60期生の宮川菜々子さんからは、自身の戴帽時の体験から、積極的な取り組みや観察、コミュニケーションの重要性と、自分を取り巻く周りの方々のへの感謝や、やり遂げること(責任感)の重要性を述べました。
答辞で61期生の伊藤夏鈴さんは、戴帽にあたり、温かく見守ってくれた方々に感謝しつつ、患者さまと真剣に向き合い関わることやコミュニケーションの大切さを学べたことを述べました。
これからは領域実習が本格化します。戴帽式の感動と誓いを胸に秘め、真のエッセンシャルワーカーを目指しこれからも頑張ってもらいたいと思います!
【佐久総合病院看護専門学校 誓詞】
わたくしたちは看護の道をめざす者として、今ここに誓います。
一、わたくしたちは、農村の人びととともに農村医学を学び、その向上のために全力を尽
くすことを誓います。
一、わたくしたちは、保健医療チームの一員として、心より病める人びとのために、尽く
すことを誓います。
一、わたくしたちは、いかなる時も、患者の秘密を絶対に漏らさないことを誓います。
一、わたくしたちは、常に研究を怠らず、看護内容の進歩改善のために努力することを誓
います。