男性看護学教員として
地域医療を学びたくて松本からこの佐久病院に来て12年、在宅受け入れ内科病棟4年勤務から訪問診療部門を4年と訪問看護の管理者を4年経験し、1年間の教員養成課程を経て3月から看護学校に赴任しました。
私は訪問看護こそ看護の原点だと思っています。利用者とご家族に最期まで寄り添いながら関われる『訪問看護』が大好きです。ぜひ「在宅で働きたい」と思う学生を育てたいと思い学校に赴任しました。私が経験してきた在宅で何百人と看取った経験をぜひ学生に授業を通じて伝えていきたいと考えています。
佐久総合病院看護専門学校に男性看護学教員として赴任するのは15年ぶりだそうです。
訪問看護ステーションの男性も少数派でしたが、看護学校でもかなり少数派だと思います。しかし、今年はもう一人男性看護学教員(曽根原先生)が4月から入り2人で学校を盛り上げていきたいと思います。
今年の男子学生は4月からなんと、40名のスタートとなりました。2年生の担任を任されましたが、男子7名もいます。私が学生の頃は数名で、男子で小さくまとまるしかありませんでしたが現在は男子のグループが形成されており驚きました。アイデンティティが揺らぎやすく精神的に不安定な少数派である『男子看護学生』が自分を見つめ、看護学を学ぶ意義を理解し今後の方向性を模索できるように支援していければと思っています。
加藤 二三和
今後もよろしくお願いいたします。
追伸
息子2人も4月から社会人となり巣立ってしましました。残された私は、犬のラブラドールが一番のパートナーで雪の日も雨の日も毎朝5時に起こされては散歩に行かされています。
愛犬 ヒメ 2歳